好き好き 合唱

「歌」ってすてきだね。

マタイ受難曲演奏会終わる

本日、本番が無事?終わりました。お客様もそこそこ入っていたし、熱心に聴いてくれました。
並びが最上段の真ん中で、「ホールは私の物」みたいな場所。真っ先にステージに出て、最後に帰るという自分としては珍しい経験させてもらいました。とてもうれしかったのは、演奏後のはけで、最後の私が出るまで拍手し続けてくれたこと。客席からみんながそれぞれの知り合いに手を振ってくれています。でも、今日は振り返しません。バッハのマタイだもの。
 
いったん始まるとどんどんと時が過ぎて、終わってしまいました。
それぞれのアリアが素敵で聞き惚れていると、すぐに自分たちの順番になってしまうし、レチタティーボから入るのも難しいです。指揮の新通先生は、オケが和音を残して弾いてくれるようにして、出だしが歌いやすくとても助かりました。
今日は6人で役とアリアを分担していました。福音史家とイエス以外もペトロやユダやピラト、その奥さんなどなど、贅沢ですが、ソロをもっと分けて一人一役だとわかりやすくなるかも知れませんね。今日のソプラノさんは、着物で作ったドレスだったのですが、奥様風、ピラトの奥さんを意識したのかなとちょっと思いました。
 
昨日のリハーサルも大変でした。800gの楽譜を何時間も持ち上げているなんて拷問だぁ!昨夜は疲れすぎて、音楽は頭の中でぐるぐるしていたし、よく眠れなかったです。でも意外と朝は結構すっきり大丈夫な感じで。
昨日は埃と隙間風のせいで咳がでて苦しかったので、ぬるヴィックスや咳止め用の飴と水を用意。準備万端でしたが、不覚にも2部に入る前にヴィックスを塗りなおさず、大事な本番に咳を我慢する羽目になってしまいました。
 
マタイを一生に一度歌えればと思っていましたが、オケのコンマスさんは40回も演奏しているそうです。経験もすごいですが、リハで小さなスコアを見ながらアリアを聞いていた姿を見れば思い入れも相当です。
そんなに演奏されている曲なら、機会もあるはず、私もまた勉強したいです。