好き好き 合唱

「歌」ってすてきだね。

バッハ ミサ曲ロ短調

良いコンサートでした。
ザ・ハーモニーホールから企画された古楽器アンサンブル、松本バッハ祝祭アンサンブルによる公演。
磯山先生の講演会込みでしたが、こちらは残念ながら行かれませんでした。
2時間と少しがあっという間に過ぎてしまいました。
テキストはおなじみのミサ通常文、自分はあまり必要を感じませんでしたが、親切にも日本語字幕がホール壁に投影されていました。ステージの邪魔にならずちょうどよい感じでした。
典雅でひなびた音がいいですねぇ。最初の音で、温泉に入ったような気分です。
バルブ?のないトランペットや伸縮させて音程を作るホルン、木のフルートいいですね。現代オーケストラでもホルンは音を出すのが難しそうですが、きょうの古楽器のホルンは本当にご苦労だったでしょうね。トランペットも息の吹き方で音を変えるんですかね。吹きながら歌ってたりする?なんてね。
ソリスト、合唱団も本当に素敵。合唱は芸大のカンタータクラブのメンバーだとか。Y野先生によると、妹弟子がフランスから帰国してミサ曲に参加しているとのお話でした。指揮が小林道夫さん、アンサンブルメンバーも屈指の方々、歌いたいですよね。このような演奏会が実現するなんて、日本狭しといえども松本だけでしょう。ホールのN澤さんには感謝!!です。(ほかでも公演あるのかな…)
ずいぶんと前に、バッハチクルス(企画が壮大過ぎ知らないうちに消えた)の演奏で教えていただいたこと、磯山先生のバッハの会での講演などを思い出しながら楽しく聴けました。
お客さんは、コンサートに通いなれた感じで、雰囲気も上々。なのですが、入りが少な目。
バッハ、ミサ曲とくると堅苦しい?ちらしがバッハの強面肖像画だったし。それとも雪のせい?
こういうコンサートは、松本の人たちは好きなはずなのでもったいない気がしました。